なぜ日本人に似ているの?モンゴル人と日本人のルーツ「モンゴロイド」の深い関係
海外旅行中や街中でモンゴルの方と出会った際、「なんだか親戚に似ているな」「日本人と区別がつかないな」と感じたことはありませんか。実際、モンゴル人と日本人は外見的な特徴が非常に近く、赤ちゃんに現れる「蒙古斑(もうこはん)」を共有していることでも知られています。 遠く離れた草原の国と島国。なぜこれほどまでに似ているのでしょうか。その理由は、数万年という壮大な時間をさかのぼる人類の旅と、共通の祖先である「モンゴロイド」の歴史に隠されています。 この記事では、モンゴル人と日本人のルーツの繋がり、遺伝子レベルでの共通点、そしてなぜ私たちがこれほどまでに似た特徴を持っているのか、その謎を詳しく解き明かします。 1. 共通の祖先「モンゴロイド」とは何か モンゴル人と日本人が似ている最大の理由は、両者が同じ「モンゴロイド(黄色人種)」というグループに属しているからです。 モンゴロイドの誕生と大移動 今から数万年前、アフリカを出発した人類の一部は、アジア大陸へと到達しました。その過程で、激しい氷河期の寒冷な気候に適応した人々が「新モンゴロイド」と呼ばれます。彼らは冷気から目を守るために一重まぶた(皮下脂肪の厚い眼瞼)になり、体温を逃がさないような体つきへと進化しました。 モンゴル人はこの特徴を色濃く残しており、日本人もまた、この北方を経由してきた人々をルーツの一つとして持っています。 2. 遺伝子と身体的特徴に見る「近さ」 見た目だけでなく、科学的なデータも両者の深い繋がりを証明しています。 蒙古斑の存在 日本人とモンゴル人の赤ちゃんのほとんどに見られる青いアザ「蒙古斑」。これはモンゴロイド系人種に特有の現象です。欧米では「虐待による打撲」と勘違いされることもあるほど珍しいものですが、日本人とモンゴル人にとっては「共通の血を引く証」とも言えます。 DNAが語るルーツ 近年のゲノム解析の研究によれば、日本人のルーツは「縄文人」と「弥生人」の混血であるとされています。このうち、大陸から渡ってきた「弥生人」のルーツをたどると、北東アジア、つまり現在のモンゴル周辺に住んでいた集団と遺伝子的に非常に近いことが分かっています。 特に、父系から受け継がれるY染色体の特定のタイプは、チベット、モンゴル、そして日本で高い割合で見られ、アジアを縦断する壮大な移動の足跡を物語っています。 3. なぜ「顔」...